2025年夏

こどもテラスだより

すこーし夏の終わりを感じるようになりました。

2025年夏。

18歳以上のひとたちと過ごす初めての夏。

学校という所属がなくなった生活。

生活介護という呼び名が好きじゃありません。

同じような人が集められ、規制だらけの制度の枠の中で活動する。そんな場所からどうしたら脱却できるのかな。そんなことを考えつつも、朝からめまぐるしく動く夏。毎年8月は一年で一番忙しい夏休み期間です。

8月の目標は、元気に夏を乗り切る!楽しむ!デス。

今年の夏は敗戦後80年ということで、お昼ご飯のメニューを「平和週間」と位置付けて世界のいろんな国のメニューを食べました。

研修で知ったパレスチナのこと。朝鮮半島のこと。アメリカと日本との関係。沖縄の基地のこと。

平和って何かな。違いがあっても同じ人間。優劣はないし、互いに耳を傾けて対話していこうとする姿勢。

そんな毎日の生活そのものなんじゃないかな。

メニューに世界を取り入れて。口から食べる人、胃瘻、鼻のチューブから食べる人。ミルクの人、離乳食の人。いろーんな食事の形がある中で、どうやったらともに生きることになるのかな?

0歳から3歳までの保育園の子どもたち、重度の障害があるとされているこどもテラスの人たち。どうしたら平和週間が成立するのかな。

8月はこどもテラス保育園にて平和週間を過ごしました。

子どもたちが好きな動物はどこに住んでいる動物かな?このご飯はこんな国のメニューなんだよ。いろんな国があるんだね。遊びも合わせて体験してみよう。

おとなは民族衣装を着たり絵本を読んだり、いろーんな形で試行錯誤めいいっぱい楽しんだ平和ウィークでしたよ。

大切なのは、話題にすること。

自分と違う人、知らないことに出会ったときに

差別したり拒絶したりしないで、どうぞーって受け入れられる空気感を作ること。それが平和への道なんじゃないかなー。

こどもテラスもあらためて平和週間、企画したいな、って思っています。

長くなりました。ずっとずっと考え続けていきたい。平和について。

今日はこのへんで。

moe