反発達〜発達を問う〜
こどもテラスだより
反発達論を読み、自分たちの根本的な概念、思想哲学のバイブルにしたいと感じました。
70年代に書かれているのに、何ひとつ色褪せず、むしろ社会の状況は悪くなっている。ひとつひとつ、自分自身を振り返り、身に染みる内容でした。
「発達」とは何か。考えさせられます。
こどもテラスでは、「発達を支援する」という言葉は絶対に使いたくないし、使いません。
発達はただの結果。求めたり目標にするものではない、と考えています。
そこにあるのは、人と人との人間関係。
それ以上でも以下でもない。
発達を支援すると言った結果、いかに人を追い詰め傷つけてきたことか、と思います。
私たちはともに生きている、ただそれだけ。
人間関係は常に関係性、お互い様。
発達を支援するなんてあり得ないのです。
人間関係は上下ではない。生まれてきたその時から死ぬその瞬間まで変わらず、ひとりの人間と人間の関係性が存在するだけ。一方的に支援される関係性は存在しません。
こうありたいな、そう考えていきたいな。
ともに生きる、反差別、平和な社会。
そこに向かって闘っていく姿勢、根本思想が詰まった1冊でした。
この世に生きている限り、だれもが等しく持っているもの。それはカラダ。
そして誰にでも等しくあるもの。それは変化。
一瞬たりとも同じ瞬間はない。
これからも変化し続けていきたいな♪
moe