ふたごの茄子から考えたこと

今私たちが食べている野菜、果物、米、肉、卵、牛乳。
農薬、化学肥料、添加物、動物虐待、労働搾取、環境破壊、差別など、全てが生産性、大量に安くという資本主義的な考え方で流通している食べ物たち。
こどもテラスで考え続けている「ともに生きる」を実践するとき、何を選んで何を食べるかを抜きに考えることはできない、ひとつひとつの生産過程を知らずに口にすることは罪深いことだと感じています。
テラスの畑at京田辺。縁あって始まった実験的な畑。
自分たちの土を持ち、畑として耕すと季節の巡りや天気を身近に感じ、人間も自然の一部、循環する存在であることを実感します。
どんな風に野菜が実をつけるかを知ると、同じ形のものが大量に並ぶスーパーの景色が異様に映るようになりました。
写真の茄子。スーパーでは見かけないし、
生産性でいえば失敗作なのかもしれません。
その感覚を人間にも当てはめているのが今の社会なんじゃないかな。
ひとつの価値基準だけで全てを判断、ジャッジする。できるできない、速い遅い••••
こどもテラスで一緒に過ごしている重症心身障がい児者と言われる人たち。
障がいがあるということで集められて、この場所が君たちの過ごす場所ね、と決めつけられてる今の社会。
福祉制度は必要。無かったものが制度になら
暮らしやすい。確かにその一面はあると思う。
でも、今の福祉施策って、分ける施策。
インクルーシブに逆行してる。
マイノリティをより分断してマジョリティとは出会わない、ちょっと交流させるだけ。
やっぱりそれっておかしいよね。変えていきたいな。じゃあどういうことなの?を実践するのがこどもテラス。
平和な生活、暮らし反差別を闘って勝ちとっていきたいな。
いつも行きつくところは同じ。
難しいけど進んでいきたい。
moe